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こんばんは、てぃーるーむです。

今日も今日とて、ありふれた夜です。

自分、朝勤と夜勤が1週間交代の職場でして。
今週は夜勤です。

・・・とまぁ、どうでもいいことはおいて置きまして。


今回は、なのはさんが出張に行って、1週間ぶりに帰ってきて。
フェイトさんが断りきれずに男の人と食事にいって嫉妬がめらめら。
ロビーでちゅー。

そんなお話です。

それでは「出張帰りの教導官」






世の中には、「ついてない」とか「運がないな」とか、こぼす人が居るけど。
そういうのってやっぱり確実にある。


急いでいる日に限って電車が遅れてるとか。新しく出した服にコーヒーをこぼすとか。幽霊に追われて、逃げ出したいときに限って車のエンジンが掛からないとか。


・・・絶対にばれないはずのことが、何故か一番知られたくない人物にその日のうちに漏れてるとか。



なのはが出張に出たのは1週間前のこと。
教導隊で新規導入が検討されている機体、機器についてだとか、非常事態におけるマニュアルの見直しだとか。
詳しくは知らないけれど、教導隊の総合会議のようなものに出ていたらしい。
出席自体、強制ということではなく、『出来れば出てほしい』という程度のものであったらしいが、律儀ななのはは出席することにして、急な連絡にもかかわらず颯爽と荷物をまとめて出向してしまった。

総合会議が強制参加でないというあたりに、どことなく違和感のようなものを覚えるが、まぁ、後ほど周知するだとか、書類にて回覧するだとか、まぁ、出ない人にはそういう方法をとるのだろう。

そう考えると、普段六課の業務で多忙ななのはは、むしろ会議に出席しないほうが忙しくなるのかもしれない。



・・・とまぁ、そんなわけで、私は一人寂しく。正確に言えばヴィヴィオと2人だけれど。この1週間を過ごしたんです。


それで、なのはが居なくなって3日目のこと。
とある執務官仲間から、仕事のことで相談したいことがある、今夜食事でもしながら話したいという連絡がきた。

いくら私でも「食事をご一緒しませんか」というだけの如何にも『そういうつもりのある誘い文句』だけならば、丁重にお断りするところだが「仕事のことで」と言われるとどうにもこうにも断りづらい。

もしも何人か居る執務官仲間の中からわざわざ私を選んで相談してくれるのなら、それはやっぱり嬉しいことだし。
そんなわけで。その日、食事を共にしたのだが。


実際には仕事の話は一切されずに、直接的には言わないものの『俺はあなたに気があるんです』というような話だった。
そんなこと言われても、私にはなのはがいる。
私も直接的には言わずに『ごめんなさい』と伝える。

相手が目に見えて落胆していたが、その後は吹っ切れたように明るいトークであったし、正直に言えば、楽しい時間であったと言えた。



だけど。だけど。

なんでそれを、なのはが知ってるの?

食事を終えた後、六課に戻ってきた私は、これがなのはに伝わったらまずい。もしも伝わったらただでは済まない(主に私が)ということに気がつき、六課のめぼしいメンバーにはその旨を触れて回ったというのに・・・。



「あ、あの。なんでそのことをなのはが知ってるのかなーなんて思ったり思わなかったり・・・」

思わなかったり・・・ではない。思ってます。はい。

「いやー、出張に言ってる間に、フォワード陣のこととかで、何か変わったことがあったら聞いときたいなと思ってね。はやてちゃんに『私が居ない間に、何か変わったことなかった?』って聞いたら。それはもう、あたふたとするもんだから、ね」

・・・嘘だ。
あのはやてがそんな簡単に秘密を漏らすわけが無い。なんだかんだ言っても秘密にしてほしいことは秘密にしておいてくれるし。第一、はやてがそんな風に動揺するというのも考えにくい。どちらかというと、そ知らぬ顔で対応するはずだ。

と、すると?

「な、なのは?」

「なぁに?」

「『私が居ない間に、何か変わったことなかった?』っていうところを、出来れば詳しく話してもらえないかな、なんて・・・」

そういうなり、なのはは私を抱き寄せる。
私の耳元で、いつものなのはを思わせない、低い、底冷えさえ覚えるような声で。

「私が居ない間に、何か変わったこと無かった?」

こんな感じかな? なんて笑ってるけど。


どう好意的に解釈しても、ほぼ脅しじゃないですか。なのはさん。


しかもこの質問、正確に言えば
「私が居ない間に、フェイトちゃんに関係することで変わったこと無かった?」ってことだし。


これは、はやてを責めるわけはいかない。
きっと私も正直に言っちゃう。敬語のおまけつきで。


「まったく。フェイトちゃんって何でそんなにガードが甘いの?」

怒ってるというよりは、あきれたような声色。

「あぅ、面目ないです」


じとーっとした目で、本当にそう思ってる?なんて聞かれるものだから、首をぶんぶん縦に振りながら、思ってます。なんて必死になってる自分がどこか可笑しい。


「じゃあ、ちょっと付いて来て?」

こうなってしまえば、私はおとなしく付いていくしかない。

私の計画では、今頃、なのはと部屋で1週間ぶりにいろんなことを話しているはずなのに。
まさか出鼻を挫かれた上に怒られねばならないなんて。


行き着いたのは六課のロビー。

はやてがさっと目を逸らしたのは勘違いではない。

丁度、隊舎全体で休憩時間に入っている今、ロビーに人はいっぱいだ。

そんな中、開いている席に向かい合うように座りあう。



「フェイトちゃん。キス、してほしいな」

ちょっ、皆いますって。聞いてますって!聞こえてますって!

皆さんの視線がぐさぐさと痛い。

なのはらしい虫除けの仕方だな、とは思う。


私は顔を真っ赤にしてるのに、なのはは机の上に手を組んで、どちからといえば周りの人に挑発的な目を向けている。



元はといえば、私が原因だし。
ここでびしっとやらないとまずいよね。

とかなんとか、強引に自分を奮い立たせる。


恐る恐る。
そーっと、なのはに近づく。


と。なのはの手が伸びてきて、私の頭をつかんだかと思うと、そのままキスされた。


「と、言うわけで。フェイトちゃんは私のものなんです」

なんて自信満々に宣言するなのは。

六課の人の反応は「知ってますけどね」といった様相だ。



なんか悔しいので、今度は私がなのはに口付ける。

さっきまで、恐る恐るだったのが嘘みたいに、大胆に。

私もなのはみたく、『なのはは私のものなんです』って言ったんだけど。
なんだか途中で恥ずかしくなってきて、最後のほうは蚊のなくような感じに、尻すぼみ。


けれども、よほど驚いたのか、なのはは目を見開いたまま固まっていた。

なんだか、一矢報いたような思いだ。





その後、六課のロビーには、ただただ。カフェラテのような甘さが、いつまでも漂っていた。
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2012.02.13 / Top↑
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