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こんばんは。

てぃーるーむです。

まぁ、今回は。
えーっと、まぁ、一応、18禁書いてみようかななんて(
すいもうさんの拍手から、はい。
誕生日の昨夜、ホワイトデーの今夜。行ってみましょう。

なのはさん視点で書くか、フェイトさん視点で書くか、第三者視点で書くか迷ったんですけど。
まぁ、とりあえずはなのはさん視点で書いてみました。

「ほわいとでー」の後、「刻印は旦那様の嗜み」の前となります。

一応、予防線はっときますよ、期待すると損しますよ(´・ω・`)
そんなガチガチの18禁は自分には書けないです(´・ω・`)


では「バタフライ・キス」





部屋は、真っ暗というほど暗くはなく。
薄暗いというほど明るくもなく。

ちょっとそこなら見える程度の明るさ。
その暗さに浮かぶ抽象的な、ゆらゆらふわふわとしたいい加減な雰囲気が、フライング気味に地上に出てきた、ほんのわずかばかりの虫の声を空気で代弁していた。

あるいは、虫の声ではなくて、夜行性の姿を見ても名前のわからぬ鳥だとか、あるいはもっと別の動物の鳴き声かもしれない。


今夜は三日月で、満月にある夜ながらにして煌々とした、幻想的な明るさも、申し訳程度といっていいだろう。


ただ、その明かりに薄っすらと視認する、彼女の赤色の瞳はなんとなく不安気に、緊張しているように見える。


「ねぇ、フェイトちゃん」

彼女は、いつもそうだ。
『今夜は交わることになるだろう』と、雰囲気でわかっていても。

恋人という関係になって、早数年がたったが、いつまでたっても。

その瞳には初々しい緊張感が。
ヨーロッパ系の天真爛漫な少女が、苦手なものを見たときのような。
一歩間違えれば、怯えているようにも見える、そんな瞳で私を待ち受けている。


彼女に、私の瞳はどう映っているのだろうか。
正直に言えば、私も彼女のことは言えない。

いまだに、私も彼女とひとつになって夜を過ごすときは、心の片隅に、緊張感を抱くものだ。
けれど、その緊張感というのは、どちらかといえば、私自身のケジメのためのものに近い。
彼女とこうすることが決して、いい加減な心ではなく、誠実に、たとえ淫らであったとしても。
理性を捨てて、本能に溺れる、稚拙で幼稚なものであったとしても、決して遊び心から起こしたものではないのだと、自分自身に言って、聞かせるための緊張感。




先ほどの呼びかけに、声としての返事は無い。

しかし、パジャマ姿の彼女は小さくも、はっきりと頷いた。


彼女の背中に腕を回す。

力任せにではなく。やさしく、陶器を手にするように手前に抱き寄せる。


顔を交わすようにして、彼女の唇にそっと触れるだけのキスをする。

いわゆる、バタフライキス。
何かのおまじないだとか、願掛けだとかそういうわけではないが、行為の一番最初には。必ずバタフライキスをすることにしている。

この、触れるだけの、蝶のように可憐ながらも儚く薄いキスが、今からのことを改めて確認する、合意を求める、一種の合図であり、一種の段取り。


今、改めて彼女に否とする意識がないことを確認すると、もう一度、唇を合わせる。

今度のキスは、触れるだけではなく。

私が彼女の口内を支配するためのキス。

私が差し入れた舌に、彼女の舌が絡む。

彼女のくぐもったような声が私の心を高ぶらせ、あるいは嗜虐心が首をもたげる。
赤い瞳に戸惑いが揺らめくのが見たくなり、抱き寄せる手に力を入れて首を引けなくすると、乱暴に口を侵す。
先ほどまで、私の舌に従順であった彼女の舌が、それさえままならずに右往左往している様子が伝わってくる。なんというか、これは、今更ながらにイケナイことをしている気になってくる。


「ぁむ・・・ぁぅ・・・んっ」

若干の息苦しさを覚えた彼女が、インターバルを求めて頭を後ろへ引こうとする。
しかし、私の手が彼女の頭を抱えてそれを許さない。



「んんんッ・・・んっ・・・ぁっ・・・」


彼女の口をひとしきり嬲って満足すると、今度は私の方から口を離す。
口を離す最後に、彼女の口から、私の想像に反して多少の名残惜しさを主張するような声音が漏れたのには少々驚いた。
もっとも、それが本当に名残惜しくて漏れたのか、ようやくの一息に思わず漏れただけなのかは定かではないのだが。



「どうしたの?物足りなかった?」

少しからかうような笑みを浮かべて彼女の胸元に手をかける。
まだ若干の理性が灯る彼女は恥らいながら、すぐには返す言葉が思いつかなかったようで、誤魔化すように顔を背けてしまった。

そんな子供らしい一面があるからこそ、今よりいっそう、愛おしく思う。

彼女が、本当に私だけのものならいいのに。
・・・なんていう独占欲は、飽和するだけ飽和して、とうの昔に弾けているのだけれど。
あとは破れた風船に空気を詰めるようなもので、独占欲をいくら強めてもそれで彼女を永久に縛ることは出来ない。
ある意味においては、彼女は私だけのものだ。
ある意味において、というのは、至極一般的な。色事についての話だとか・・・まぁ、そういう。

けれど、「本当に」というのは、彼女が一種の物質、無機物のような扱いになってしまうが『私の所有物ならいいのに』ということ。
まぁ、それは望みすぎというものかとも思う。
人である以上は、誰かしらとの接触はあるものだ。
宝箱にしまった宝石みたく、その持ち主にしか見ることの出来ない、その持ち主にしか触れることの出来ない。
なにも、そんな背徳感のある恋愛がしたいわけでは、私もないのだから。


顔を背けたままの彼女を、そのままそっとベッドに押し倒す。
さきほど胸にかけた手は、するりと、すこしいやらしく彼女の曲線をなぞってから胸元に伸びる。

彼女はこういう夜は、フロントホックのブラジャーを好んで身に着けた。
それはもしかすれば、こうして押し倒されたままブラジャーをはずされたいという彼女の持つ被虐的な心がそうさせているのかもしれない。

慣れた手つきでホックをはずす。
そのまま緩やかにふくよかな胸を揉む。

まだキスしか済ませていないのに、その頂は痛いほどに自己主張していた。

彼女にしては、珍しいと思いつつも、それを口にして煽り立てるのは場壊しな気がしてやめておく。

悪戯心にその頂を爪弾くようにしてみれば、先ほどの息苦しさからくるようなくぐもった声でなく、抑えきれない、思わずこぼれてしまう声を必死に我慢する、そんなニュアンスの声が漏れる。

「別に、我慢すること無いんじゃないかな」

「でっでも・・・ひぅッ・・・は・・・恥ずかしい・・・よ・・・んっ」

胸を触る手を休めずに、顔を彼女の耳元にうずめて、そっと耳をついばむ。

ひゃっ と、驚いたような声を出して、顔を精一杯私から遠ざけようとする。
といっても、首が動く範囲くらいでしか遠ざけられないわけで。

上に覆いかぶさる私が補足できないはずも無い。

逃げるなんて・・・、と彼女の耳元でささやく。
そのまま耳を舐め上げると、彼女の体がゾクゾクと震える。

左手の刺激を強くする。
彼女を、今夜を。
今夜を、彼女を。

支配するなら、このタイミングしかない。

彼女が、私だけのものならいい。少なくとも、今夜は。
彼女が、私だけのものになる。少なくとも、今夜は。

今までリアクションの無かった彼女の右手が、私の左手首を掴む。

抗えない快感からまったく力が入っていない。

彼女の体はさきほどから細かく震え、胸に与える刺激と、耳に与える刺激で、既に果てようとしている。

恐らく、それを阻止しようと、私の左手首を掴んだのだろう。



・・・私の左手を、どうしてほしいの?

妖艶にささやく。
彼女を、理性から感情へと誘導する。

限界を感じているのは、私ではなくて彼女のはずだ。

刺激は、強くしたり、弛緩したり。
じらすように、彼女を揺さぶる。

数瞬、考え込んだように見えたが、すぐに結論が出た。
私が、その結論を出させたといってもいい。

彼女の右手は、観念したように、私の左手を跳ね除けるのではなく、もっと下部へ。
もっと、彼女へ近づく。
もっと、もっと、快楽を求めるように、秘所へあてがった。

思わず、嗜虐的な笑みが浮かびそうにもなる。

先ほどまで、必死に我慢していた声も、ここを責められたらきっとセキを切ったように溢れ出す。
彼女ほどの理性をもってしても、耐えられない。

ここまでこれば、意地悪をする必要はどこにも無い。

私は指をいれると、ゆっくりとほぐすこともなく、すぐに指を鉤状にして彼女を侵した。

いくら私でも、それに無理があると思えばいきなりそんなことはしないが、彼女の秘所は既に『無理だろう』と思わせないほどに酷く濡れていた。
いれる前からシーツにシミが出来ていたのではないかと思わせるほどだ。

案の定、彼女が声を堪え切れなくなる。
指を入れて、声を我慢できたのはわずか数秒。

普段聞いている彼女の声が、今は快楽に染まっている。

いつもなら、決して見せることの無い。情事に入った様相でよがっている。

こんな彼女を見られるのは、私だけ。
彼女を、こんな風にしていいのも、私だけ。

最早自分の意思ではどうにもならないといった様子の彼女に、再度深く口付けをする。

交わす目線から、彼女の瞳が支配されていることに喜びを感じていていることを察する。

彼女の瞳に、先ほどまで残っていた、まるで外に浮かぶ三日月のように、欠けて欠けて申し訳程度に残っていた理性の色も、もはや感じ取れない。

彼女の目に、私の瞳はどう映ったのか。
もしかしたら、意地悪な目をしていたかもしれない。
それとも、理性を失った獣のような目をしていかもしれない。

と。
彼女の体が激しく引きつると、そのままぐったりと力が抜ける。
まるで叫ぶように甲高い喘ぎ声を発して、それが糸のように細くなり、費える。

ここまでの行為をおえ、ふと、自分も彼女も汗を薄っすらと滲ませていることに気がつく。
ちらと窓に目をやり、面倒だが開けたほうがいいだろうと思い、彼女の上から身を退ける。

窓辺へ行き、空を見る。
雲のない夜だ。
窓から見える木々の感じでは、どうも風もなさそうだ。

窓を少し開けると、冷たいくらいの空気が入り込む。
本格的な冬は過ぎたとはいえ、あまりにも冷たい。

せっかく起き上がってきたのに・・・と、恐らく2分にも満たない時間を無駄にしたと感じ、窓を閉める。

果てたばかりでなんだけれども、今度は私に奉仕してもらおうと思いつつベッドへと戻る。

が。

寝ていた。
それはもう、気持ちよさそうに、はだけた着の身もそのままに。

正直いって私からすればこれからだったのに・・・。
仕事の疲れとかもあったのかな・・・。

「はぁ・・・」

深夜の寝室に、ため息がひとつ。

なのははまるで漫画みたく一瞬で寝入った彼女の首元に口を近づける。

この仕打ちを考えれば、これくらいはしても良いはずだ。と、彼女の首筋に吸い付く。

初めの頃は、痕をつけようとしても、上手くいかなかったものだ。
そもそも、いったいどうやれば痕が付くのかもよくわからなかった。

が、褒められたことではない、というか、そんなに人に言えたことではないが、今では達人の域だ。


彼女の首筋に付いた痕をひとしきり眺めた後、明日のことをふとおもった私も、ベッドに潜りこんだ。

夢の中へと、意識が吸い込まれる直前に、そういえば、窓の外から聞こえていた、虫の声だか鳥の鳴き声だか。
そんな声が、いつの間にか聞こえなくなっていたことに気が付いた。





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2012.03.25 / Top↑
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