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こんばんは。
てぃーるーむです。

今回は、タイトルの通りです。
もしも、フェイトさんが、もしも、なのはさんが。
皆さんは、最愛の人と敵対したらどうします?
・・・って、そんなこと急に聞かれても・・・って感じですかねw

作中でもちょっと触れますが、戦技披露会でなのはさんがシグナムさんと引き分けたお話。
まぁ、リリカルなのはファンの方なら、とある感想を浮かべずにはいられなかったのではないでしょうか。
「なのはさん、遠距離だけじゃなくて近接でも強すぎワロタ」と。
まぁ、少なくとも自分はそう思いましたww


途中で、なのはさんとフェイトさんがまったく逆のことを答えるのも、ある意味じゃ、二人らしいかな。と。

それでは、「もしも、最愛の人が敵ならば」





もしも、なのはさんはフェイトさんと敵対したらどうするのだろうか。
もしも、フェイトさんはなのはさんと敵対したらどうするのだろうか。

そんな疑問をフォワード陣が抱いたのは、先日、なのはから問いかけられた言葉に原因がある。

「自分より強い相手に勝つためには、相手より強くなくちゃいけない」
この言葉の意味を考えてみて、となのはに言われたのだ。

結果的には
自分よりも総合力で強い相手に勝つには、相手よりも強い部分で戦う、という結論に至った。

そんなことを考えている内に出てきたのは、単純な疑問で、

なのはさんならフェイトさんとどう戦うのか?
フェイトさんならなのはさんとどう戦うのか?

それも、模擬戦だとか、そういったものではなく、本気の勝負であったとしたら、一体どうするのか。

好奇心と、六課のトップエースの戦術論が聞けるかもしれないと、フォワード四人は、何はともあれ、フェイトの元へと急いだ。






「私がなのはと戦うならどうするか聞きたい?」

「はい」

困った。
フォワードの四人が私に聞きたいことがあるというので、一体何かと思えば、聞かれたのは、
「もしも、フェイトさんがなのはさんと戦うならどうしますか?模擬戦とかじゃなくて、例えば、本当に、なのはさんがフェイトさんの敵になったとして」
だ、そうだ。

正直に言って、なのはが私を敵に回してまで何かをするということがまず考えにくい。
自分でいうのも何だけど、なのはは私のことを一番に考えてくれているし。

けど、そういう答えが聞きたいわけじゃないんだろうな、というのはなんとなくわかる。

もしも。
もしも、なのはと本気で戦うことになったら・・・か。

いくら私でも、なのはと正面切って戦ったら勝てるかどうかは微妙なところだ。
近接戦ならなのはに遅れを取ることはないと思うが、遠距離戦では、いくらなんでも勝ち目がなさすぎる。
といっても、なのはは戦技披露会でシグナムと引き分けてしまうくらいに近接戦も強い。
流石はエース・オブ・エースと言ったところか。


「・・・そうだね」
口を開いた私に、四人の、なにやら期待のようなものがこもった眼が向けられる。

「私が、なのはと本気で戦うことになったら。中距離で戦うかな」

私の出した結論は、消去法で、中距離で戦う。
これなら、なのはの繰り出す大掛かりなバスターは射出前に懐にもぐりこんだり、立ち回り次第では隙を突いて攻撃できる間合いにいるかもしれない。
それに、中距離なら近接への展開が速い私に分があるはずだ。
近距離への展開が遅く、遠距離ほど一方的に攻撃できるわけではない中距離が、なのはは恐らくもっとも苦手としているはずだ。


「相手が強くなれば強くなるほど、自分の得意なスタイルで挑むよりは、相手の苦手なスタイルで挑むことだよ」


「まぁ、これはあくまで自分がそのスタイルで負けない自信があるだけだけどね」

でも、実際はどうなんだろう。

戦闘スタイルがどうだとか、勝負に対する大局観だとか、そういう話以前に、私は本当になのはと戦えるのだろうか?
私は本当に、なのはに対して、本気でバルディッシュを構えることができるのだろうか。

なのはに一瞬の隙があったとして。
果たして、そこに一撃を、打ち込む事が出来るのだろうか・・・。

私がそんなことを考えていると、四人は、ありがとうございましたとお礼をいって、私の前を去って言った。
なんでも、次はなのはに聞いてみるんだとか。
一体なのはは、なんて答えるんだろう。

今夜、部屋でなのはに聞いてみようかな・・・。







「私が、フェイトちゃんと戦うならどうするか?」

「はい」

いきなりティアナ達が現れて、あの、聞きたいことが・・・って言うものだから、てっきり教導内容に対する相談だとか、あるいはもっと何か別の、私にしか聞けないようなことなのかな。と思っていたけれど。
どうやらそういうことではなかったらしい。
いや、私にしか聞けないようなこと、というのは間違っていないんだけど。


そうだなー、フェイトちゃんと戦うとしたら・・・か。
まぁ、やっぱりまず思いつくのは、遠距離での戦いかなぁ。
遠距離ならフェイトちゃんに対して、有利の付く戦いが出来るし。
何より、フェイトちゃんが一瞬で間合いをつめて、攻撃を貰って、はい終わり。
という近距離~中距離でありそうな展開も避けることが出来る。

だけれど、そういう答えが聞きたいわけではないかもしれない。


「私が、決してフェイトちゃんを見捨てないこと、かな」

私の返事に、四人は揃って首をかしげる。


「フェイトちゃんは、私を敵だと思って攻撃してくる。一方で、私は、フェイトちゃんを大切な人だと思って、私と戦うのにも何か理由があるんじゃないか。こっち側に引き戻せるんじゃないかと思って戦う。
これって、想いの強さが全然違うんだよ。
だって、フェイトちゃんはある意味、私との関係を切断してるからね。
それなら、想ってる方が、その想いの分だけ、強いものだよ」

教導官らしからぬ、精神論だ、といわれてしまえば、そうかもしれない。
あまりに根拠のない、希望的観測だ、といわれてしまえば、そうかもしれない。

案の定、ティアナから『想いの強さですか・・・』と、どこか私が的外れな返事をしたかのような感じを思わせる言葉が飛んできた。

「あ、でも、大丈夫だよ」

「何でですか?」

「だって、ほら。私、自分が墜ちる前に、フェイトちゃんを墜とす自信があるから」

そう答えると、ティアナはまたどこか困ったような顔で笑っている。

おかしい、何か間違っているのだろうか。

それとも
「それを言われたらおしまいだ」と思っているのかもしれない。


「相手が親しい人であればあるほど、最終的には、想いだとか絆だとか、そういったところが勝敗に響いてくるものだよ」
私が最後にそう付け加えると、おぼろげながらに四人は頷く。
どうやら納得してもらえたみたいだ。

に、しても。
フェイトちゃんが何と答えたのか気になる。これは、今夜聞いてみる必要があるかもしれないな。






なのはとフェイト、二人が仕事を追え、六課の部屋で顔を合わせたのは、それから数時間後のこと。
たわいも無い話を済まし、一段落したところで、なのはが口を開く。

「あのね、フェイトちゃん。ティアナの質問に、なんて答えたの?」

私がそう尋ねると、フェイトちゃんも、私も気になってたんだ、と返してきた。

「私がなのはと戦うなら、中距離で戦うかな」

上目遣いで様子を伺うようになのはを見る。

別になのはの機嫌を伺う必要は無いのだけれど。
相手は教導官だし。戦闘とか戦術論のプロだし。
もしかしたら駄目だしを喰らうかもしれない。

「中距離で戦う。か、よく出来ました」
なのははそういうと、ヴィヴィオにするみたいに、私の頭をくしゃくしゃとなでる。

きっとからかわれてるんだろうけど、なんだか気が抜けてしまって、何か文句を言う気にもなれない。

そんな私に、なのはもちょっと意外そうな顔をしたが、私の反応をどう見たのか、最後にポンポンと軽く頭をたたいて、手を引っ込めてしまった。

もしかしたら、なんとなく拗ねているように見えたのかもしれない。


「だけど、多分、私はなのはとはもう戦えないよ」

「どうして?」

「だって、きっと、私はなのはには攻撃できないから」

私がそういうと、なのはは可笑しそうに口元をゆがめて、そうかもね、と一言いっただけ。

そんな風に受けられると、なんだか私が恥ずかしいことを言ったような気がしてきた。

まるで、西洋のおとぎ話に出てくる、キザな王子とか、騎士とか、なんだかそんな感じのキャラクターがいいそうなセリフだったと今さらになってちょっと後悔。
だけど、本心だから。仕方ない。

恥ずかしさをこらえて、なのはに、なのははどうなの?と尋ねる。

「勝敗を決めるのは、戦闘の強さではなく、想いの強さだよ って」

初めて聞いたけど、それ、誰の言葉なの?と、私が何気なしに聞いてみると、 えーひっどーい。私の言葉だよ! だ、そうだ。

私が真面目なこと言っちゃ駄目なの?とちょっと膨れ面ななのはに、いや、そういうつもりじゃなくて。ごめんね。と詫びる。

ま、もとよりなのはも本気で膨れているわけではないし、じゃあ許してあげる、なんて言って、言葉を続ける。

「いやー、だって、フェイトちゃん。私がどれくらいフェイトちゃんのこと想ってるか知らないでしょ?」

面と向かってそんなことを言われると、やっぱり恥ずかしい。
そういうことを少しも顔を赤めらせずに言えるなのはが少しうらやましい。

「自分じゃ、分かってるつもりなんだけど・・・」

これまた上目遣いの機嫌伺い。

じゃあ手を広げて現してみて?

となのはが言う。

私と戦うときにどうやって戦うのか、という質問だったような気がするのだが、何故こんなことになっているのだろう。

そんなことを考えつつも、私は両手が開く限界まで手を広げて
「これぐらいじゃないかな?」となのはに問う。
流石に、ここでちょっと余裕を持たせて広げるほど私も空気が読めないわけではない。
こういうのはいっぱいに広げるものだし、事実、いっぱいに広げるくらいだ。

「ほら、フェイトちゃん。分かってないじゃない。私の想いは手を広げるくらいじゃ受け止められないよ?」

・・・、なのはが手を広げて現してみてって言ったんじゃないか。
思わず恨み言の1つや2つもこぼれそうになる。

「いや、でも、想いの強さなら、私も負けてないんじゃないかな?」

負けじとそう言い返す。

「でも、私にフェイトちゃんは攻撃できないからね。私は出来るけど」


想いが強すぎて、最愛の人への攻撃をためらうのが私。

想いが強すぎて、最愛の人だからこそ容赦なく攻撃できるのがなのは。

あれ?私に勝ち目がまったくない。

まぁ、でも。ティアナ達に聞かれたときも思ったけど、なのはが私を敵に回してまで何かするなんてありえないし。
もし私がなのはを敵に回して何かしたら、なのはが止めてくれるし。
どちらにしても、私となのはに限って、事態が大きくなることはない。

思い返せば、最初もそう。

私は、なのはを敵だと思ってた。
でも、なのはは私を想ってくれて、本当に必死に、私を止めようと、救おうとしてくれた。

なるほど、きっとなのはのいう想いの強さが、勝敗を決するというのは、作り話でも、精神論でもなく、本当の話。


「それに、ほら。私、フェイトちゃんに負けない自信があるから」

そう言って胸を張るなのは。

そういわれると、なんとも言いがたい。

そうやって前に立って私を引っ張っていってくれるような性格にも、私は魅力を感じているのだけれど。


それからちょっとの間、えへんと胸を張り続けるなのはが可笑しくて、思わず漏れた笑い声。

あーフェイトちゃん笑ったー!



まぁ、難しいことを考えるのはやめにしよう。

今は、先ほどと違い、少し本気で拗ねてしまった彼女をどうなだめるか、それを考えることにした。

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2012.02.21 / Top↑
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