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おはようございます。
てぃーるーむです。


皆さんは、ふっと世間のしがらみや何もかもを置き去りにして、独り旅に出たいなと思うことはないでしょうか。
新幹線、あるいは飛行機に乗って、北へ南へ、東へ西へ。
そんなことを思い立ったフェイトさんのお話です。


舞台は日本ということでお願いします。




バレンタインSSは近日中にUP予定です。

言い訳のようですけど、話が全然まとまっていないのも、独り旅をイメージして、ということで。
いや、まぁ、出来が悪いのは言い訳できないですけど(


それでは「独り旅」





景色は、私の目にほんの数秒留まっては、すぐに後ろへと流し飛ばされていった。


新幹線。

それは日本が世界に誇る高速鉄道であり、営業開始以来、全面的に新幹線運営側を起因とする死亡事故は発生していない。
安全神話とさえ称されるほどだ。

通常、諸外国の高速鉄道といえば、速度はともかく、そのダイヤというのはもっと大雑把なものであるし、本数もそこまで多くは無い。
しかし新幹線は運行本数も非常に多く、ダイヤの乱れも通常ならほとんどない。
まぁ、1分や2分遅れただけでクレームをつける日本人を見て、外国の方は異常だと思うらしいが。

私はどちからといえば車で移動することのほうが多いし、ミッドなら長距離移動で、目的地がある程度のところなら転送ポートが設置されていたりする。

そのため、ミッド暮らしの私やなのはは、こういった長距離を景色を見ながら移動するというのは実はあまりなかったりする。




ここまで思い綴ってから、アレなんですけど。
私は今、新幹線に乗っています。

隣の座席には誰も居ない。

計画も、特には無い。

なんとなく。独り、遠くに行ってみたくなり。

駅で、西に向かう新幹線の終点までの切符を買った。


仕事は休みだし、なのはにはちょっと用事があって、といって出てきた。
それ以前に、なのはは今日は仕事だ。

独り旅に出たくて乗っているのに、なのはだったら、居てほしかったな・・・なんて、相反した想いが募ったりして。

凍ったまま、全くとける様子のないアイスをつつきながらそう思う。


みんなと一緒に居すぎると、時々、独りで息をつきたくなる。
こんなことを言うと誤解を招きそうだが、私は独りの時間が・・・時間も。好き。

誰かのために必要以上に気を使うこともなければ、突然仕事が舞い込んでくることもない。
何かのために自分を犠牲にする必要もなければ、自分のために何かを犠牲にする必要も無い。


独りの時間がほしいだなんて、なんとなくかっこいいお姉さんのような気がしてきて、何故か得意気になってきた。


ふと、こうして今私が独り旅にでているのは、つい最近読んだばかりの紀行文が原因かもしれないと思いつく。
本を読むといっても、小難しい本や時代小説よりは紀行文を好む私は、つい先日、面白そうな本を書店で見かけて思わず手にとってしまったのだ。

紀行文というのは面白いもので、優れた紀行文ならば、書き手を通してその光景があまたの中に浮かんでくるし、あたかも自分がそこへ旅行しに言ったような気分になれるものだ。


「深夜特急」誰に向かって言うでもなく、口からこぼれる。

新幹線に乗っているし。まぁ、外は暗くないけれど、しいて当てはめるならば深夜特急といったところだろうか。

皆さんは深夜特急という小説をご存知だろうか。
先日手に取った本には悪いけれど、私は未だ、この小説を超える紀行文に出会ったことが無い。

他の人に勧めるなら、間違いなくこの本をお勧めする。

なのはにも「これ面白かったよ」って勧めてみようとは思ったんだけれども、もしもそれで「つまらない」って言われるとショックなのでやめておいた。

なのはのほうから「何か面白い小説ない?」と尋ねられるのを今か今かと待ち受けている。





・・・アイスをつつく。

まだ全然解けてない。

そう、そうなのだ。

独りでいることの欠点というのは、時間が経つのが非常に遅い。
到着予定時刻の記された切符を眺めていると、思わずため息が出そうになる。

先ほど、どことなくかっこいいお姉さんなイメージを自分にかぶせてしまった私は、無邪気に景色を見て喜ぶということが出来ず、あくまでクールを気取って流し目で景色を見る。

一体誰に向かって格好をつけているのだろう。誰も見ていないというのに。

もしかして、私自身か。


やっぱり隣になのはかヴィヴィオが居てくれればよかったと思いだす。

二人ならきっと
「見て見て、フェイトちゃん。あの建物すごいねー」とか
「フェイトママ、あのお山きれいだねー」とか。

きっとそんな風に車内を過ごせたはずだ。




いや、繰り返すようだが、私は独りの時間が嫌いではない。

だけれど。


そう。


私がなのはに依存しているのか。




次の到着駅まで残りわずかだと知らせるアナウンスが入る。

終点まではまだしばらく掛かりそうだ。



もう、難しいことを考えるのはやめにしよう。


今はただ、独りの時間を、リラックスして過ごすことにしようと、座席に深く腰掛けた。





とけかけのアイスも、見れればいいなと思っていた景色も、あるいは時間も。

何もかもを忘れて、思わず。彼女はそのまま、心地の良い、浅い、浅い眠りに落ちていった。
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2012.02.13 / Top↑
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